期間工基礎知識

物流は当たりなのか【期間工】

期間工 物流

実は物流でした

キカンコーシです!

身バレ防止のためにあまり言及してきませんでしたが私はこれまで

  • 三菱→組立
  • ダイハツ九州→組立
  • トヨタ車体→物流

という感じで配属されてきました。

トヨタ車体に入社した時、どうせ今回も組立だと思っていたので

キカンコーシ
キカンコーシ
え?物流?ペーパードライバーなんやけど

と焦ったのを覚えています。

ネット上には物流は当たりだと書いているブログ様も多かったですが・・・

実際やってみてどうだったのか!?

※この記事に出てくる専門用語は会社によって異なる場合があります。

物流の基本情報あれこれ

基本的にはエレカとかタグノバとかいう機械を運転して物を運びます。

エレカはエレクトリックカーの略称。タグノバは商品名です。

あとは牽引車なんて呼ばれ方をする場合もありますね。

この記事では呼び方をエレカに統一します

エレカは物によって仕様が様々で、立ち乗り、座り乗り、ハンドルがバイクみたいなやつ、車みたいなやつ、自動運転機能がついてる奴・・・

言い出したらきりがありませんがこの辺は慣れなので特に問題ありません。

運転に免許はおそらく必要ないと思われますが、トヨタ車体では自動車免許を持っている人しか物流に配属されませんでした。

フォークリフトはちゃんと資格が必要なため全ての人が運転するわけではありません(後述の『荷役の仕事内容』にて解説)

さっそく物流の仕事内容についてみていきましょう。

まず物流の仕事は大きく分けて3つの種類に分類されます

  • 部品供給
  • 順立て品供給
  • 荷役

名称は工場によって異なると思いますが、内容はこんな感じです。

一つずつ詳しく見ていきます。

部品供給の仕事内容

最もイメージしやすい物流工程がこれだと思います。

仕事の流れとしては

  1. 供給レーンでエレカに台車を連結
  2. 供給する棚まで運転する
  3. 台車から棚に部品を入れる
  4. 台車に空箱を回収する
  5. 空箱レーンに台車を返却

の繰り返しです。

キカンコーシ
キカンコーシ
供給レーンは部品の乗った台車のある場所で空箱レーンは空台車を返却するところです。

運転する距離や配る部品の量によりますが、一周あたり15分~20分で配る工程が多いかなと言うイメージです。

だいたい連結する台車は6台くらいで10mくらいの長さになります。

さて、この仕事はきついのかと言うと・・・

下手したらそこらの組立よりキツイです。

部品箱を持ったことがある人ならわかると思いますが部品って金属とかゴムとかが多くて結構重いです。

そういったものを数段重ねて持ったりします。持ち方に気を付けないと腰が壊れます

逆に高い棚に入れる時なんかは肩の負担がすごい。

あとは持つだけでバランス崩しそうになる大きい部品とかもありますね。

更に棚と台車の位置関係だったり、エレカの乗り降りで結構走り回ります。

箱を持つときに指の力がかなりいるのでバネ指にもなります。

普通にヤバイ

工程によってもちろん多少の差はありますが、基本的にヤバイと思っていた方がいいと思います。

キカンコーシ
キカンコーシ
期間工人生の中で部品供給してた時が一番筋肉あった

順立て品供給の仕事内容

次に順立て品供給。

基本的に部品供給と似ていますが、配るものが順立て品です。

順立て品とは、順番通りに組み立てられた部品の略です。多分。

ボルトみたいな汎用部品ではなく

例えばライトやハンドルのように車種やグレードによって仕様が異なるもののこと。

そういったものはだいたいどこかしらの工程で作られたあと使われる順番ごとに並べられて物流に渡されます

それらを工程に渡すのが順立て品供給。

順立て品供給は部品供給に比べて

  1. 身体的負担が少ない
  2. ミスした時の責任が大きい

という特徴があります。

身体的負担が少ないのは、順立て品供給は部品供給よりかなり時間に余裕のある設定がされているからです。

おそらくミスが出たら本当にヤバいので(後述)そうなっているのだと思います。

ちなみに私が部品供給のあとに担当した順立て品供給の工程は、作業時間の半分くらいは待機しているだけでした。

キカンコーシ
キカンコーシ
ここだけの話、楽な工程を守るために必死に働いている感を出していた。その辺を歩き回ったり。

ただ、順立て供給は本当にミスを出してはいけません。

入れ間違いと入れ忘れは本当に最悪です。これが起こると数台~数十台の車の部品が全部間違いになってしまいます

あとは落とした時とかもアウトです。だいたい順立て品はデリケートです。

作業が遅れて供給が間に合わなかった場合も速攻ラインが止まります。

普通の部品だったら遅れたり落としたりしてもリリーフ(異常対応をする社員さん)が

同じ部品を持ってきて対応できますが、順立て品はそうはいきません。

上で述べた通りそもそも順立て品はその状態で入荷されるわけではなく別の工程で作られるものの場合が多いので

すぐすぐ持ってこれるわけじゃないことも多いのです。

キカンコーシ
キカンコーシ
ちなみに順立て品供給の中でも特に大きい部品を配る工程は、専用の台車を棚に横付けして供給します。そっちはやったことがないからわかりませんが多分気を付ける部分は同じような感じでしょう。

とはいえ順立て品供給は体力的な面を考えると大当たりだと言えるでしょう。

しっかり確認をしてミスだけは出さないようにしましょう!

荷役の仕事内容

荷役は上記二つとは全く別の仕事をします。

  1. トラックからの荷下ろし
  2. 供給レーンに台車を運ぶ
  3. 空箱レーンから空台車をトラックに

が基本の作業で、フォークリフトを使います

私はフォークリフト免許未所持なので荷役の作業には関わっていません。

あくまで外から見ていた感想になります。

まず、身体的負担は少ないと思います

ただ荷役には別のキツさがあります。

それは外作業であるということ。

流石に屋根くらいはありますが、夏は暑い、冬は寒い。

真冬や真夏は本当に大変だと思われます。あと雨の日。

また、安全への注意は特に大事ですね。

もちろん他の工程でも安全第一なのではありますが、

荷役はフォークリフトを使って何百キロを移動させます。

工場で働いてると朝礼で事故速報を聞いたりすることもあると思いますが

大きいけがはフォークリフト関連のことも多い。。。

物流の難しさ

ここからは物流工程特有の難しさについてです。

  1. 運転
  2. 安全
  3. ペース配分

説明していきます。

運転

まず想像しやすいところからいうと、

台車を何台も連結して10mくらいになった車両を運転するわけですから、内輪差がすごい

しかも工場内って意外と狭かったりするので普通に運転が難しい。

これは慣れるまでかなり時間がかかります。

次に停止位置。棚と台車が1m離れただけでもだいぶ作業が大変になります。あとは棚に近づけすぎて作業スペースが狭くなったときとか・・・

目印が足元にある場合もありますがこれも基本慣れです。

そしてすれ違い。コースによってはエレカが複数台通る場所もあれば歩行者が多い時もある。

一番最悪なのは対向車両が来たとき

どうしても工場の作り的にすれ違えない狭い道なのに対面通行になっているところもあります。

反対側から車両が来てないことを確認してないと詰みます。

もしお見合いをしてしまうと数分のロスです。

エレカ自体はバックできますが、台車連結時にバックをすると台車同士が干渉して大変なことになります(下図)ので全ての台車を外してバックした後つなぎなおす必要があるのです。

ーーーーーー□←通常時

/\/\/□←バックしたらこうなる

キカンコーシ
キカンコーシ
伝わってくれ・・・

とりあえず、エレカを運転するのはかなり難しいということです!

安全

物流において安全は本当に大事です。

組立だったら基本的に怪我をするのは自分ですが、

物流は他人を怪我させてしまう可能性が高いからです。

しっかり決められたルールを守り安全に作業しましょう!

キカンコーシ
キカンコーシ
ライン稼働中も意外と人ってうろちょろしてるし、こちらを確認せずに飛び出してくる歩行者も普通にいます。指差確認しながら飛び出してくんな(怒)

ペース配分

物流は組立と違って1週15分みたいな感じなのですが、

所要時間にイレギュラーが起こりやすいです。

ルートによっては前に別の車両がいてそれが終わるまで待つ必要があったり、

空箱レーン前の交差点がめっちゃ混んでたり。

数分単位のズレが普通に起こります。

しかし物流はそんなものなので焦らずにリリーフに頼りましょう

物流の利点

ここまではかなり「物流なめんなよ卍」と言った感じの内容でしたが、

物流には素晴らしいメリットがあります。

  • ライン停止が嬉しい
  • ペース配分に慣れると自由

これは本当に大きい。

ライン停止が嬉しい。

組立の場合は基本的に「30分後に動きます」というような計画されたライン停止じゃない場合ずっと待機する必要があります。

よくわからないまま5分間ラインで待たされて「あー今トイレ行けたなー」みたいなことがあるある。

しかし物流は作業を続けることができる!

つまりライン停止時間の全てがアドバンテージになるのです!

数秒、数十秒、数分の停止が全て作業時間の余裕へとつながるのです!

ライン停止が来るたびに私はガッツポーズでした(笑)

※残業が伸びるレベルのライン停止は除く

ペース配分に慣れると自由

先ほど難しさの項目でもペース配分をあげましたが、

逆に言えば時間が余る場合もあります

上記ライン停止の場合なんかはわかりやすいですね。

だから作業中に自由にトイレに行ったり水分補給したりできる!!!

変な話、私は頻尿なので2時間トイレに行けないのって本当にしんどいんですよね。

この自由さは組立にはないでしょう!!!

組立と物流どっちが楽?

あくまで私が今までの期間工生活で経験した範疇の比較ではありますが

身体的負担はキツイ順に

  1. 部品供給
  2. 組立
  3. 荷役(予想)
  4. 順立て供給

だと思います。

なんというか組立は持久力メイン部品供給は持久力+パワーっていうイメージです。

本当に部品供給はヤバいんですよ。。。

ただ結局先ほど述べた自由に時間を使える点は本当に素晴らしいので

組立よりキツイとは言いきれません

ていうか荷役と順立ては絶対組立より楽です。

ただ精神的な面でいうとミスをした時のプレッシャーや安全に対する配慮は組立より大変

ということで

最終結果

物流は組立より楽な場合が多い

しかし気を抜けない

でいかがでしょうか?

物流に配属されたみんな!参考にしてくれよな!!!

終わりに

とりあえず安全第一!

あと腰を壊さないように!!!

重い物を持つときはしっかりしゃがんでスクワットみたいな感じで!

キカンコーシでした!

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